ここでは、準大手企業・大手企業における社外CFOサービスの役割について解説しています。財務を経営戦略に活かすことが必要な企業規模となっていますので、必要なシーンで上手に社外CFOを活用していきましょう。
準大手企業とは、大手企業と中堅企業の間に位置する企業のこと。中堅企業とは、資本金1億円以上の中小企業を指します。準大手企業は、そのほとんどが上場企業で企業規模的には大きいのですが、「テレビなどのメディアにコマーシャルを流していない」「BtoB(Business to Business、企業対企業の取引)である」といった理由から知名度があまり高くなく、一般消費者の中には知らない人も多くなっています。
大手企業とは、特定の業界において規模・知名度・シェア率の上位に入る企業のこと。同じような言葉に大企業がありますが、こちらは資本金・従業員数などにおいて中小企業より規模の大きい企業を指します。どんなに規模の大きい大企業であっても、業界内での知名度や順位が低い場合は、大手企業とは呼ばれないのです。
業界における規模の大きい準大手企業・大手企業では、事業拡大に必要な財務戦略・経営戦略を練ることのできるビジネスに強いCFOが求められます。以下に、準大手企業・大手企業における社外CFOの役割と、必要なスキルなどをまとめてみました。
CFOの重要な業務のひとつ、資金調達。準大手企業・大手企業といった規模の大きい企業の場合、事業が拡大するにつれて資金調達の難易度・専門性が高まっていきます。これまでCEOがCFOの役割を果たしてきた企業でも、手が回らなくなることも多くなってくるでしょう。
そこで社外CFOを活用して資金調達業務をまかせれば、CEOの負担は軽減。本来の業務に集中できるようになります。また、資金を調達するだけでなく、経営陣の1人してのその管理も行ってもらえるのもメリットです。
事業の拡大に伴い、重要となってくるのがコスト管理。新たなスタッフを雇用する際の人件費、新商品の開発費、広告宣伝費用など、企業の成長のためにはさまざまな費用が必要となります。創業期に比べるとお金の規模も大きくなり、その管理や予算配分に苦労することも多くなるでしょう。
その役割を社外CFOに依頼すれば、適切な管理・予算配分はもちろん、不要なコストカットの提案も受けられることが予想されます。