独自のアイデアやサービスをもとに、新たなビジネスを展開しているベンチャー企業。ここでは、スタートアップ企業・ベンチャー企業における社外CFOの役割と、上手な利用方法について解説しています。
スタートアップとは、とりわけ革新的なアイデア・技術を用いて市場開拓を行う企業のこと。
ベンチャー企業とは、既存ビジネスをもとに事業スケール・収益性を高めていく企業を指します。
新ビジネスを短期間のうちに成長させるスタートアップに対し、中長期的な成長を目標とするのがベンチャー企業となります。
スタートアップはもともとアメリカのシリコンバレーで使われていたビジネス用語で、一般的には創業から3年未満のベンチャー企業、または短期的に急成長する可能性を持った小規模な事業体を指します。
具体的な例としては、Facebook、メルカリなどがスタートアップに該当します。
既存市場のビジネスモデルを利用するベンチャー企業に対し、ほぼゼロの状態から価値観を創造してビジネスを展開するスタートアップ企業。
成長スピードが非常に速いため財政管理などの整備が遅れやすく、資金調達・財務戦略・内部統制などで頭を悩ませている代表も少なくありません。
しかも、手がけているサービスや製品が完成するまで、ほとんど収益も期待できない状態です。
そんなスタートアップ企業はもちろん、ベンチャー企業の強い味方となるのが社外CFOサービス。
資金的に常勤CFOを雇えない企業であっても、必要な業務だけを依頼できる社外CFOであれば、比較的利用しやすいのではないでしょうか。
以下に、スタートアップ・ベンチャー企業向けの社外CFOの業務を挙げてみます。
社外CFOサービスでは、創業時に個人事業主と法人設立どちらがよいかを資金調達・税務・労務といったさまざまな面からトータルでシミュレート。
その後の会社設立手続きはもちろん、創業助成金・創業融資資金の獲得に向けた事業計画書の策定なども行ってくれます。
スタートアップ・ベンチャー企業においては、事業を軌道に乗せるための資金調達が非常に重要。
その道のプロである社外CFOに資金調達を依頼できれば、資金調達や資金繰りに頭を悩ませることなく経営・事業に集中できるようになります。
成長スピードの速いスタートアップ企業では、財務管理・財務戦略に関する体制づくりが遅れがちです。
そんなときでも社外CFOに依頼をすれば、適切に会計を実行できる体制・ルール作り、財務部門の人材採用および育成なども行ってもらえます。